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【転】 - グラフィックエディタ [お絵かき]

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「お絵かきプログラム」のクロマキーペイントは2色混合だけでなく3色混合もできるようになり表現力が向上したのですが、凝った絵を描こうとするとデータ量が増えるため、メモリ容量を気にしなければならないという状況が発生していました。

特に FM-8 版の「お絵かきプログラム」にはクレヨン効果やブラシ効果等の機能が追加されたため、これらの機能を使用するとデータ量が飛躍的に増えてしまうことがあった為です。
PC-8801 はBASIC のテキストをメモリの裏バンクに格納するため問題になりませんでしたが、FM-8 ではメインメモリに格納するため深刻な問題でした。

描画履歴をデータとして蓄積していく方式には、限界が見え始めていました。


その頃、発売されたのが SONY SMC-70 です。

SMC-70 は CP/M をベースとしたSONY FILER を基本OS としたマシンで、16色使用できるグラフィックや、オプションではあるがビデオ信号へのテロップ合成機能など、業務用放送機器を手がけている SONY だけあって、他社が発売していた8ビットパソコンとは一線を画すものでした。

SONY FILER Version 1.2J (SMC-777)(1983)(SONY)
SONY FILER Version 1.2J (SMC-777)(1983)(SONY)
画像は SMC-777 用のSONY FILER です。


SMC-70 用に別売で用意されていたのが「SONY Graphic Editor」です。

SONY Graphic Editor V1.1 - タイトル画面 (SMC-70)(1982)(Sony)
SONY Graphic Editor V1.1 - タイトル画面 (SMC-70)(1983)(Sony)

Graphic Editor V1.1 - 編集画面 (SMC-70)(1982)(Sony)
SONY Graphic Editor V1.1 - 編集画面 (SMC-70)(1983)(Sony)


画像の一部を拡大表示することでドット単位での編集が容易にでき、当時のグラフィックエディタとしては珍しく UNDO 機能も備わっていました。
また、SONY FILER が OS として存在することで画像データをファイルとして簡単に扱うことができ、画像同士の重ねあわせも可能でした。
描画履歴をデータとして蓄積していく方式だと絵が複雑になるのに比例して増えてゆくデータ量も、画像データをファイルとして保存すれば問題ありません。
「SONY Graphic Editor」の登場はお絵かきをしているメンバーたちにとっては、まさに大変衝撃的なものでした。

KCB では、BASIC を基本とした「お絵かきプログラム」の限界を認識し、PC-DOS(KCB製)を基本とする PC-8801 用のグラフィックエディタの開発を心に決めたのです。

つづく…

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M_t

記事中にもありますが、SONYの機器は、結構 テレビとかのスーパーインポーズとかに使われてたんですよね。
SMC-70の後継のSMC-777は聖子ちゃんのパソコンで、実は、我がファーストパソコンも聖子ちゃんのパソコンだったりします。
SMC-777ではなく、MSXですけどね・・・
ひとびと~のHitBit~♪

by M_t (2009-04-14 23:08) 

Thunderbolt

M_tさん、コメントありがとうございます。

>SONYの機器は、結構 テレビとかのスーパーインポーズとかに使われてたんですよね。
放送局とかで使われていたのはSMC-70G(398,000円)です。 GENLOCKERと3.5インチFDユニットがSMC-70とセットになっていたと記憶しています。
テロップを出すにはスーパーインポーズユニット(名前はあやふやです)を付けないといけないんですけどね。

でもやっぱり印象に残っているのは…ひとびと~のHitBit~♪

by Thunderbolt (2009-04-15 05:03) 

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